2018年9月19日
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一般7 対1 および一般10 対1
改定前より25 病院6 千床減少
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株式会社日本アルトマーク(以下、日本アルトマーク、東京都港区・代表取締役社長 伊倉雅治)は、2018 年度診療報酬改定で再編・統合された一般病棟入院基本料について、2018 年6 月時点の届出状況を調査いたしました。
入院医療は、2018 年度診療報酬改定で「急性期医療」「急性期医療から長期療養」「長期療養」の3 つの機能に大別され、一般病棟入院基本料は「急性期医療」の急性期一般入院基本料と「急性期医療から長期療養」に含まれる地域一般入院基本料に分けられました。
◇急性期一般入院基本料 全国で3,679 病院506,262 床
2018 年6 月時点で急性期一般入院基本料を算定していた病院は全国で3,679 病院506,262 床あり、地域一般入院基本料は1,125 病院55,048 床あった。急性期一般入院基本料のうち、最も多かった入院料は、改定前の一般7 対1 に相当する急性期一般入院料1 であり、1,514 病院352,926 床であった。また、一般7 対1 と一般10 対1 の中間評価である急性期一般入院料2 および3 は、30 病院3,763 床であった。(表1)
表1 急性期一般入院基本料および地域一般入院基本料の算定状況(2018 年6 月時点)
◇一般7 対1 から一般10 対1 病院数・病床数ともに減少
2017 年11 月時点の調査結果を再編・統合された入院基本料に当てはめて比較すると、急性期一般入院基本料、地域一般入院基本料ともに病院数・病床数が減少していた。一般7 対1 および一般10 対1 相当の急性期一般入院基本料は、25 病院6,185 床減少した。(表2)
表2 再編・統合された入院基本料に当てはめて比較した結果
2017 年11 月時点の病床数・病院数は以下のとおり集計
急性期一般入院基本料 ・・・ 一般7 対1、一般10 対1
地域一般入院基本料 ・・・ 一般13 対1、一般15 対1
※急性期一般入院料1 と7 を同時に算定している1 病院を急性期一般入院料1 としてカウント(表1 および2)
◇29 病院が一般10 対1 から急性期一般入院料1 へ転換
2017 年11 月時点で一般7 対1 から一般15 対1 を算定していた4,850 病院について、改定後の入院料を調べたところ、一般7 対1 を算定していた病院の96.9%にあたる1,480 病院が、急性期一般入院料1 を算定していた。(表3)
2017 年11 月時点で一般7 対1 と一般10 対1 の病棟群単位の届出を行っていた14 病院は、3 病院が急性期一般入院料1 を、10 病院が急性期一般入院料2 を算定し、残りの1 病院は急性期一般入院料1 と7を算定していた。
表3 2017 年11 月から2018 年6 月までの病棟転換の状況
※急性期一般入院料1 と7 を同時に算定している1 病院を急性期一般入院料1 としてカウント
※その他・・・その他の入院料および廃院など
また、一般10 対1 から一般7 対1 に相当する急性期一般入院料1 に算定をあげた病院は、29 施設あった。この29 病院の経営体および病床規模をみると、経営体は医療法人が最も多く17 病院であり、病床規模は100~199 床が最も多く13 病院であった。(表3、図1、図2)
[表1、表2、表3、図1、図2] 出典:㈱日本アルトマーク「病院の入院料届出状況全国調査」
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